WEBクリエイター職業訓練日誌

日直:robiii(web未経験)

0.5日目 職業訓練選考試験 (日直:robiii)

f:id:webrobiii:20151108225505j:plain

こんにちは、robiiiです。

早く訓練内容について書いていかないと忘れる忘れる……と焦っております。

ですが、いつか「職業訓練を受けたい」とこの記事を読んでくださっている方にとってはまずその舞台に立たねばならないので、選考試験についても書いていきます。

 

 

職業訓練選考試験の内容は?

たぶんこの記事に行き着くまでには既にお調べかと思いますが、

  • マーク選択式の筆記試験(国語、数学) 20分
  • 口頭での面接試験 5分

の2つです。試験時間ですが、webクリエイターなんかだと過去問を公開していない学校が多いので、あくまで一例として。

筆記試験の対策は?

筆記試験は、中学卒業レベル程度のマーク選択式で、国語、数学を同時に解きます。

専門学校なんかの都道府県が過去問を公開している場合だと、

国語
  1. 漢字の読み
  2. 小説や論説などの読解
  3. ことわざ、慣用句の意味
数学
  1. 2桁同士の整数、分数の四則演算
  2. 連立方程式の文章題、塩分問題
  3. グラフや表を基にした法則(簡単な数列問題)
  4. 立体問題(√やピタゴラス、立方体や円の面積、表面積を求める)

の以上を60分で解きますが、実際に私が受けた試験だと、国語は1および3のみ、数学は1および2に加えて表の読み解き(簡単な集合問題)、円の面積とおうぎ形の弧を求める問題を20分で解きました。

1問1問は簡単なのですが、やはりすべてを解こうと思うとコツは必要です。

試験の1週間前でも構わないので、「職業訓練 過去問」で検索し、公開されている試験時間60分の過去問をダウンロード、きっちり20分で解く練習を積み重ねてください。

受験者の中にはSPIの問題集を持ち込んでいる人も居ましたが、もし手元にないのであれば、わざわざ買う必要もないです。

ネットで調べていると、「筆記試験は飾り、ほとんどは面接で決まる」という意見がかなり多いですが、前回も言った通り、

不安要素は取り除くに越したことはない

という気持ちで真剣に取り組んでください。

 

面接試験

だいたい検索している方が多いのはこちらですね。

やっぱりいくつになっても面接は緊張します。個人的にはですが、

新卒採用の面接試験と比べたら楽勝

です。

重要なのは、

「自分はどれだけ就職する意思があるのか」

「なぜweb系でなければならないのか」

をアピールすることです。

まず、「自分はどれだけ就職する意思があるのか」についてですが、陥りやすいのが、「何をしたいかは熱く語れる、でもそれだけ」というパターンです。

面接官、ひいては学校の立場に立って考えてみますと、職業訓練委託校として助成金を貰っている以上、彼らは少しでも就職率を上げたいのです。就職率が高ければ高いほど学校としての評判も上がります。良いことづくめですね!

となると、学校が欲しいのは「就職する意思が強い人」≧「web系を勉強したい人」なのは、当然ですよね。

私の場合、心に留めていたのは、

  • すべての回答に「必ずどこかに就職する意思」を盛り込む
  • 実家を出て暮らしているので、すぐにでも就職したいことを伝える

の2点でした。具体的にお伝えすると、「webクリエイターでなくとも、事務などの仕事をしながらこちらで学んだことを活かして中小企業のサイト運営などに関わりたい」というような内容を、異なる質問に織り交ぜて伝えました。

実際、中小企業なんかだと自社サイトを外部委託していないところはザラにありますからね。robiiiの前職の会社もそうでした。

なので、「接客販売でも営業など前職の経験にプラスして、コーディングや画像加工、ロゴ作成の技術を持っていれば、転職活動のアピールポイントとして活かしますよ~」と売り込んであげれば良いのです。

 

次に、「なぜweb系でなければならないのか」についても、実際に私が聞いた陥りやすいポイントを挙げておきますと、「デザインだけやりたい!」というパターンです。

私の場合はドアのすぐ外のスペースで順番に面接を行っていましたので、やりとりがぼそぼそと聞こえていました。「あ、これは落ちたな」と私でも分かった方の志望動機が、まさに上記の内容プラス「PC操作に慣れていない」でした。

確かにデザインって憧れますよね。でもデザインだけならDTPを受けても良いはずなのです。「なぜデザインがやりたいか」ではなく、「なぜwebデザインがやりたいか」を掘り下げましょう。私の場合、

  • 前職で図面を作成する仕事をしていたが、「何かを作り出すこと」に達成感を得ていてやりがいを感じ、前職でも操作に慣れているPCを使用して幅広い人に見てもらえるweb系の仕事に興味を持った。 ←適度な「PC慣れてます」アピールをしておく
  • 中小企業ではまだまだ自社でwebサイトを作成・運営している企業も多いため、就職活動の際にアピールポイントにしたい。 ←就職する意思も織り交ぜる

webデザインなのでコーディングにも興味を持っている旨をアピールしましょう。

ただ一言、「Photoshop」「Illustrator」「コーディング」のキーワードを盛り込むだけで、「おっ、この人は学校でどんなことを勉強するのか分かってるな」と思って貰える訳です。

 

私が受けた面接の質問内容を載せておきますね。

・この訓練を受けようと考えた志望動機を聞かせてください。

・いつ頃までに就職したいとお考えですか?

・訓練中の就職活動計画について具体的にお聞かせください。

・1分間程度で自己PRをお願いします。

 

よく聞かれるオーソドックスな内容ばかりですね。

一番下の自己PRですが、私の学校はグループ制作など、他の訓練生と関わる内容が多かったため、「コミュニケーションを取って円滑に作業を進めることができる」旨を、自身の経験を交えてお話しました。

 

いかがでしたか。

自身の記憶の整理のためにももう一度まとめますが、

どれだけこの仕事に興味があって(調べてきて)、

どれだけ真面目に授業を受けてくれそうで、

どれだけ就職する意欲があるか(最重要)

この3つを抑えることがポイントかな、と感じました。

「この仕事やりたいんです!!!」は比較的簡単に思い浮かびますが、「これを活かして絶対就職します!!!」というのは、何も考えてないと伝えるのは難しいんじゃないかと思います。

 

最後に、当たり前ですが私は学校関係者ではないので「おいおいrobiiiの通りに言ったのに通らなかったじゃねえか」とか言われると困ってしまうのですが、これを読んで職業訓練を受けようとお考えになった方が、無事に合格されることを願っております。

 

いよいよ次からは訓練内容を書いていきます!

とは言いつつ、ほぼ日記の役割も果たしているため、勉強と直接関係ない教室の雰囲気なんかも残しておこうか、どうしようか……と少々迷っております。

それでは、また次回に。